北海道生活も、早いもので6年目。
今までは、アメリカへ引っ越す時も、アメリカから戻ってくる時も、いろんな物を抱えたまま移動してきたような気がします。
北海道へ移住して、ライフスタイルが変わったということももちろんあるのだと思いますが、物理的にも金銭的にも余計な物を維持することが負担になってきたこともあって、いろんなものを手放しました。
まず自家用車。石狩に引っ越した時は、車が無いと生活できない環境だったので維持していましたが、札幌に引っ越した時に売却。もう2年も車の無い生活をしていますが、逆に多少の距離ならよく歩くようになりました。
書籍やCD。おそらくもう読まない本や、思い出のためだけに残してあった雑誌、CDのたぐいもすべてブックオフなどで処分。
ゴルフセット。中古屋さんで結構良い値段で引き取ってくれたので、長男の中学の制服代になりました。
こうやって身の回りの整理をしていくと、ふと「自分の過去」を残していくことにはなにか目的があるのだろうか、という気持ちになります。
本当に必要なものを取捨選択することで生活はスリムになり、無駄は省けて良いことばかりなのだ、と自分は納得しているのですが、その一方で「本当に必要なもの」だけを残すのであれば、ここに残している「自分の過去」というのは本当に必要と言えるのだろうか、という疑問。こういうものも、きっぱりと決別することにして、捨ててしまっていいのではないかという気持ちになったりもします。
そんな気持ちが錯綜していた時に、自分のブログを読み返してみると、北海道へ移住する前後の記憶が甦ってきて、また初心に戻って頑張ろうと思ったりするのでした。まったく、根が単純なのです。
そしてまた、こうしてブログに自分の「今」を綴ることを再開したのは、この場所は自分のために必要なのだ、という確信に近い思いを再確認したからなのでした。
とは言え、いつかあっさり捨ててしまうかもしれませんが、その気が起きるまではとりあえず続けてみようかと思います。
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