「ソニー」といういわゆる大手の企業を退職した後、札幌で仕事をしていく上で一番大切にしているもの。
以前は、自分のプライドだとか、評価に連動した給与だとか、職位とか役職だとかにこだわって仕事をしていたような気がします。
でも、今一番大切にしたいと思っていることは、自分の誠実さをいかに相手に伝えるか、ということ。『誠実さ』などという言葉を使うと、なんだか自分がいかに『良い人』であるかをアピールしているようでこそばゆいのですが、そういう意味ではなく。
職人であれば自分の作品に魂をこめるように、自分にとっては、仕事に対する取り組み、顧客に対する姿勢、言葉遣い、そういったものすべてに『誠実さ』をこめていきたい、と思う訳です。
物を作る現場でも、最後には『誠実力』が一番大事なのではないだろうか、と考えている今日この頃です。(もしかして、世間では当たり前の話を、自分だけ今更言っている感が高まっているのですが…)
まさに私も同じ事をここのところずーっと思ってました。価値観が多様化しロールモデルがなんだかよくわかんない時代だからこそ、自分にとっての規範が必要になってくるのでしょうね。あと、不況で社会全体が沈滞気味なのも影響しているかも知れません。。。
投稿情報: あかざわ | 2009/07/13 19:44
コメントありがとうございます。
自分は、傍から見るとワーカホリックに見えるような状態でも、なぜそこまで仕事に打ち込むの?という問いに対して、「誠実に対応したいから」と答えることが多くなったように思います。
「誠実さ」が一種のエクスキューズになってしまっているところもあるのですが、一方では自分にできる最大限の努力目標、あかざわさんの言われるところの「自分にとっての規範」になっているような気がしています。
あと、確かに不況などの影響で、今まで信じていたものに価値が見出せなくなってしまったのかもしれませんね…。
投稿情報: hattam | 2009/07/14 15:34
ご無沙汰です。
最近なぜか私のひいおじいさんの事が本に
連続してなりまして、そこに出てくる言葉が
「至誠」という言葉です。
ことわざで「至誠天に通ず」というのが
あるそうで、明治から大正にはとても
ポピュラーだったみたいです。
ちょっと最近好きな言葉だったりします。
投稿情報: N田 | 2009/07/14 22:42
「至誠」、良い言葉ですね。
まさに「我が意を得たり」の感高まっているのですが、
仕事に対してだけではなく、家族や友人に対しても
同じように「至誠」でありたいと思います。
投稿情報: hattam | 2009/07/16 12:36