昨夜開催された「北海道の楽しい100人」に久しぶりに参加しました。今回で数えること10回目。最近は時間が取れず欠席することが続いていたのですが、それでも6回くらいは聴きに来ていることになります。
今回の発表も個性的な4件。
- 「札幌をビールの首都に」と野望を掲げるクラフトビールの楽しさを伝える伝道師、坂巻さん
- 市電新型車両の導入と今後の展開に尽力されている「路面電車担当部長」佐藤達也さん
- 医療観光で北海道を活性化するメディカルツーリズム・ジャパンの坂上さん
- ペン具代表でありペングアートの管理者、卜部奈穂子さん
「100人」のスピーチを聴きつつつらつら思ったことは、『スピーチって、コーヒーに似ている』ということ。
コーヒーの味の善し悪しというのは『生豆の品質』『焙煎の具合』『抽出の技術』という3つの要素から成り立っていて、これらの要素のどれかひとつでも質が低ければコーヒーは美味しくできません。スピーチも、『講演テーマ』『構成』『話術(あるいは人間味)』という3つの要素から成り立っていると思いますが、これもどれかひとつでも欠けていたら心に届くスピーチにはなりづらいもの。
今回のスピーチを聴いていて個人的に何か物足りない気持ちになったりしたのは、テーマは面白いのに構成が単調だったり、その人の感情が伝わってこなかったことが大きな原因だったような気がします。
その後の懇親会で似たような話になり、第5回で(妻が)講演をした時の経験から「うちではTEDなんかも見たりして、単刀直入に語り始めるように工夫したんです」なんてことを話したら「八田さんのところは、ひと一倍準備されていたから」と言われたりもしました。うーん…。
ともかく、自分の中での期待のしきい値も段々と高くなっているようで、単純な興味だけで満足できる会ではなくなっているのかもしれませんね。
これでようやく「40人/100人」。残り60人の方々が登壇される予定なのですが、美味しい珈琲を求めてカフェ巡りをするように、またどんなお話が聞けるのか楽しみに会場に足を運んでしまうことと思います。
ただひとつ、やっぱり懇親会は楽しい。
(その席でちょっと調子に乗って『俺もブログ書かなくちゃ』と言ってしまった手前、今後はエントリーを上げていくようにしたいと思います…)
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